《現代で最高の音楽家になるための十か条》

1.物真似はするな

 

物真似はするな、自分のやったこでさえも同じことを繰り返すな。自分の作品を何度でも聞きなおし、 何かと似ているところや、借り物の印象が少しでもあればなにがなんでも取り除くこと。

 

 

2.締め切りは作るな

 

締め切りは作るな、できるまでやれ。守れない約束はしなければいい。とにかくそんなつまらないものに自分を縛り付けないで、とことん、焦らず、自分をごまかすようなことをせず、自分が本当に納得するまでつくるべきだ。

 

 

3.自分のためにつくれ

 

自分のためにつくれ、誰のためにもつくらないこと。ましてや金のためにつくらないこと。本当の意味で音楽をしようとすれば、音楽は金にはならず、仕事にもならない。

 

たった一度の人生で、本当に歌い歌とはなんなのか?その答えを自分の魂の声に尋ねもとめながら、自分の作品が魂のかたちに一致するまでつくり込むこと。

 

また同時に、自己というものを激しく見つめ、自分の生きる意味、歌いたい歌、情熱、いつか訪れる死、そういうものと切り離すことの出来ない問題が自体が作品となるまで、作品と向き合うこと。

 

そういう姿勢こそが、人生を賭けてものをつくるということに違いないのだが、実際は、つくりたいものはつくれないという現実、つきまとうマイナス経済。

 

それでも本当に音楽したいのか? そんな葛藤の中で生命を燃やすこと。

 

僕は、そんな作品のみが人の魂に触れることができ、聞くものの魂を揺さぶることができるのだと、そんなことをアホのように信じいている。

 

 

4.制作費は自分で用意しろ

 

機材や制作費は、自分で用意しろ。誰かに出資してもらえば、自分を抵当にいれることになる。そして本来自由であるべき「歌」は気づかぬうちに不自由になっていく。

 

理想の環境なんてものはいつになっても訪れず、時間も金もないなかで、今ある環境で全力を出す以外に道はない。

 

そして良い音を出すにはお金がかかる。だから機材と楽器にはお金をかけること。そして良い音に囲まれて生きて、そして良い音とは何かを考えながら生きること、そうやって自分を鍛えていくこと。

 

 

5.無駄使いはしないこと

 

無駄使いはしないこと、音楽をしていれば必要経費だけで出費も多い。音楽家は一日の時間のほとんどを音楽にさきたいため、生活のためにしている仕事の質と量は低下し、稼ぎは少なくなる。           

 

そして、仕事は出来るようになっても、音楽は一向に出来るようにはならないという悲しみ、またいくら仕事を頑張っても報われることのない悔しさを、音楽にぶつけるしかない。

 

そのように稼いだ賃金は、無駄にできない。

 

 

6.自炊をすること

 

なるべく自炊をすること、それも科学調味をあまり使わずに。

 

一日三回も身体に取り込んでいるのだから、自然なものを取り込まなければ、音も不自然に鳴ってしまうに違いない。

 

そして季節のものを季節を感じ食べること、また、当たり前な食材を当たり前に美味しくいただくこと。そうすることで近代化以前の、人間の基本的な営みを身体が思い出し、効率や物質主義などを音楽から排除でき、人間の中の大事なものを残せるような気がする。そしてなにより経済的だ。          

 

しかし、酒は飲もう、時には酒で自分を解放できることもある。

 

 

7.音楽と恋愛

 

音楽と恋愛どっちをとるかせまられたときは、どうするか?

 

両方とること。

 

 

8.疑似餌に食いつくな

 

人間には労働の満足というものが存在し、やりたくないとか、つまらないとかの類の仕事でも、終われば、満足してしまう。

 

だからもし生活費を稼ぐだけの仕事の後の労働の満足だったなら、それは疑似餌だし、そんなものには食いつかず、音楽をすることによって、満たされることだけを考えること。

 

そして音楽と仕事、どっちが大事か聞かれて、音楽と即答できるもの、そんな人は音楽家に近いところにいる。

 

 

9.こんな奴には近づくな

 

人つくったの作品に無神経な批評をするやつ、または、人のやっていることに悪意に満ちた口出ししかしないやつ。嘘でかためているやつ。

 

10.そして最後に、

 

 

 ゼッタイニアキラメルナ